日本のすがた・かたち
「今年も終戦記念日が来ますが…」
「70年はアッという間だね」
「この日が近づくと日本の侵略論争がまた持ち出されますが」
「日本が侵略した戦争のイメージが定着しているからね」
「私も侵略した戦争だったと認識していますが…」
「戦後、日本人は侵略国の汚名を着せられてきたからな」
「実際はそうではなかったと」
「敗戦国となったために汚名を着せられてきたことがあるんだ」
「負けたからですか」
「勝っていれば戦争犯罪人は欧米や中国、ロシアになっていたはずだよ」
「負けた方が戦犯になるのですか」
「そうだよ。戦争はいつの世にも敗者が犯罪人になって処刑される」
「ではなぜ70年も経って侵略論争に決着がつかないのでしょうか」
「侵略国にしておくと都合のよい連中がいるからさ」
「それは誰ですか」
「一言でいえば反体制派といわれるマスコミをはじめとする勢力と隣国、そしてアメリカかな」
「具体的にはどのような…」
「例えばこの前、従軍慰安婦記事を捏造して意図的に世の中をミスリードした輩だな」
「朝日新聞とか毎日ですか」
「そうだな。彼らこそ重罪人だよ。マスコミ暴力団といわれても仕方のないことをしているからね。史実を改ざん捏造して世界に売ったからね」
「日本が侵略国家ではないと、どのようなことで解るのでしょうか」
「冷静になって記録を調べてみると、実際はオレたちが教えられてきたこととは相当違いがあるんだ。韓国も米軍のためにもっと酷い慰安婦管理をしていたし、この先、朴やオバマ大統領は日本を責め続けてきたことを後悔すると思うよ。何しろ日本とは違う非道のことを国家が主体となりやってきたことが明らかになってきたからね」
「戦争を始めたのは日本ではないのですか」
「なぜ大東亜戦争(支那事変)が始まったのか。そこが重要なんだ」
「日本が領土拡大を図り植民地的侵略をしたと……」
「大分前に当時従軍で中国にいた軍人から聞いた話があるけど、今になってみるとどうもそれが真実のように思えてくるよ」
「違うのですか?」
「始まりは覇権を狙うアメリカ、領土を拡張したいソ連が、権力と金の亡者蒋介石と毛沢東を使い、日本に仕掛けた戦争ということだね」
「日本包囲網ですか」
「長いこと洗脳されてきたために真実が見えなくなってしまっているが、始めたのはアメリカと支那(中国)がグルになってというのが本当だな」
「どのようにしたのですか」
「昭和12年8月13日、支那は盧溝橋(7.7)以降10数度にわたり、日本軍に対して挑発攻撃を仕掛けたが、戦争を引き起こすことができなかった。日本軍はそれに乗らなかったんだ。そこで支那軍は上海に狙いを定め、8月14日の午前と午後の2回にわたり、爆撃機による上海の海軍陸戦隊本部、総領事館、船舶、市街に爆撃を強行してきた。
支那爆撃機による上海租界爆撃は数度にわたり行われ、千数百人の市民および外国人が爆死した。その中には後のライシャワー駐日大使の兄も含まれていた。アメリカと計った支那は何が何でも日本を戦争に引きずり込もうとしたんだ。しかしこの時まだ日本は戦争を決意していなかったよ」
「戦争を決意した時というのは何時ですか」
「日本海軍は支那爆撃機の攻撃に対して戦争を決意し、上海・南京方面の支那飛行場を攻撃したんだ。ここからいよいよ米ソ支三国が望んでいた戦争の火蓋が切って落とされたんだ」
「やむなくということですか」
「そのように考えた方が自然だといえるよ」
「でもその時点で日本軍は中国に侵攻していたはずですが」
「君は詳しいね。もしかすると日本が侵略国家でないと知っているんじゃないの」
「……」
「知っていて、違うと主張しているのが反体制派だよ」
「私はそれではありません。歴史の事実を知りたいだけです」
「支那に日本軍がいたから日本の侵略だと言う論法には無理があるね」
「ではなぜ中国にいたのですか」
「すべてとはいわないが、在留邦人保護のための条約に則った進駐だといえるよ。侵攻して住民を武力で従わせたという事実はないね」
「あったようにされていますが」
「そこが従軍慰安婦問題のようなもので、洗脳されてきたんだよ。自衛権は国際法上の権利だし、他の国の領土に軍隊で侵攻し、住民を武力で隷属させたら侵略になるけど、それはなかった。負けたため悪の国にされたんだよ」
「もしそうだとすると、今まで知らされてきたことが間違いになります」
「今年から日本人は正しい歴史認識を持つようになると思うよ」
「中国や韓国が今現在日本を非難していることも違うということになるのですか」
「ウン、これから日本人は相手の立場に立つ前に、私たちの先祖の立場に立って考えることをするようになると思うよ。戦争によって流された祖父母たちの血は、一方的に悪いことをするために流したのではないということ、そして祖国は尊厳と誇りを持って世界の中で生き抜いてきたことを再確認することになるはずだよ」
「この続きをお願いできませんか」
「続きは、日本は日露戦争から莫大な借金国となり、太平洋戦争の時もアメリカから巨額な借金をしていたことにより、多くの若者が戦争にかり出された。そのことを話そうか。日本の政治家が借金地獄から抜け出すために起こした国民をだました戦争だったてことも。そして原発問題も元はアメリカの日本隷属政策から始まっていることや、福島原発を作らせたアメリカは日本に負の遺産を押し付けたことも。アメリカ(ユダヤ系)の陰謀は日本人には理解できないレベルのものだということもね」
「教科書で育った私たちは知らないことが多すぎますので」
「いいよ。まずは15日に戦没者の冥福をお祈りしよう。そして祖国のために戦った人たちに等しく敬意を払うといいよ」
「今の平和の繁栄はそのお蔭というわけですね」
「真の繁栄とはいえないこともあるが、戦争は終われば正義も悪もない。先祖を闇雲に否定することはとても失礼なことだと思うよ」
写真 1945年3月10日 東京大空襲(無差別爆撃) 東京の歴史は全て燃えた。
東京にあった江戸の歴史などは、東京大空襲によって文化遺産などを含めて、ほぼ全てが消失。