日本のすがた・かたち
今、建設業界では工事費高騰が始まり戦々恐々としています。
コロナ禍で品不足や価格上昇が続き、ここへ来てウクライナショックで、原油や小麦を始めあらゆるものが値上傾向となりました。
改めてロシアの侵攻が私達の暮らしに直結していることを知らされ、あらゆる業態で価格高騰、人手不足、材料や機器調達難、工期遅延が常態化してきそうです。
私はどうしたら良いのか?
このところこの問いに遭遇しています。
そして解答のないまま仕事の設計に対かい、自問自答を繰り返す毎日です。
(21世紀にもなって虐殺的な侵略が起きるとは?)
(なぜプーチンのような極悪非道の殺人鬼がいるのか?)
(生物や核兵器が抑止力ではなく使用可兵器となるのか?)
(地球を覆うのはフェイクニュースばかり?)
(人間の良心というものの儚さ…)
(人類は滅亡に向かいダッシュを始めた?)
(建築の設計はこれらの問いには無力と?)
(神も仏もあるものか!)
(また末法の世に…)
銃を持った者が問答無用で襲って来たら、座して死を待つか、それとも立ち向かうか。
ロシアが北海道に攻めて来たらどうするのか?
これから憲法9条はこの観点から改正に動くのではないかと思います。
核攻撃に対しては、核を持って戦うのではなく、核に勝る兵器を開発するか、核や生物兵器による攻撃を無力化する、システム兵器を独自に開発できないか、と思案しています。
歴史が証明している通り、人間は争いから逃れることはできず、争うための武器は無くなることはなく、日々進化させ作り続けているものです。またそれが自滅の道とも知らずに…。
デスクワークが過ぎると散歩に出かけます。
「鮎止めの滝」の轟音を体で聴きながら、ウクライナでの戦闘を思っています。
非力であることを感じながら、設計で世のお役に立てるのが我が務めと思いながら…。