日本のすがた・かたち

2012年8月19日
大昔も今も

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2500年前、日本列島には大小60幾つのクニがあったといいます。
その頃から大陸や半島、北方から渡来人が、北海道から九州までの日本海側に多く上陸してくるようになりました。
2200年頃になると、筑紫(九州)に3つのグループが大挙して押し寄せ、住民から奪略し、抵抗するものを殺戮するようになったのです。
当時、飛騨地方にはヒダノクニがあり、ヒルメムチ命(天照大神)という超能力をもったリーダーがいました。ヒルメムチは娘3人を様子見のため筑紫に派遣しました。その道先案内をしたのが、一族の鈴鹿の猿田彦です。
 

その後、高山の安川原(天安川原)で飛騨中の人を集め、会議をし、大和に都を移すことを決めたのです。ヒルメムチ命は筑紫に行った三姫の報告をまつまでもなく、筑紫平定のために孫のニニギノ命を派遣することにしました。ニニギノ命の孫がサヌノ命(神武天皇)です。
『古事記』にいう天孫降臨は、このときのヒダ族のヤマノフモト(大和)や筑紫への民族大移動を指しますが、筑紫平定後は大和に入って都を開くことが決まっていて、サヌノ命は各地を平定したのち大和に帰還し、初代神武天皇として即位したのです。
 

これは「飛騨の口碑」にある歴史語りで、現在私が興味をもっているものですが、よく考えてみると2200年前も、現代も日本列島がおかれている状況が変わっていないことに気がつきます。
 HP-0826.gif尖閣諸島、竹島、北方4島に渡来人が入り、我が国の領土を占領しようとしていることです。不法占拠の位置関係はともかく、この状況は縄文時代や弥生時代と同じものです。
 

その対策は相手が問答無用ということならば、防衛力を強化する以外にありません。
2010年6月4日の稿にその対策案を書きました。国内の基地を廃止し、海洋に六隻の航空母艦による防衛強化策です。
「-米軍は日本国内の地上基地から退去して頂く。その後に抑止力を行使するため自衛隊が入る。それは国内に6カ所必要だろう。そして当面の問題に対応するために米軍基地が必要というなら、海洋国である日本に相応しい移動基地を作る。それは航空母艦の建造案で、空母のひとつの名を「フテンマキチ」としてもいい。
日本全域の守りのためには6隻を要し、沖縄から北海道まで配備し、必要であれば米軍に使ってもらうといい。飛行機基地が海に浮かんで移動できれば、さまざまな問題が解決する。」
 

戦争は絶対にしてはなりませんが、強大な抑止力をもっている国には喧嘩は売らないのが人の有り様です。

祖父母や父母が血を流して守ってきた、この美わしい国土を保全してゆくことこそ私の使命だと、この頃強く思います。

(写真 尖閣諸島)

 


2012年8月19日