Sのプロジェクト
諸事情により暫く進まなかった「三島御寮」造営事業がまた動き始めました。
二月までは造園構想と計画を進めていましたが、漸く設計に移れる運びとなりました。
計画を基にこれからは専門の庭師の協力を得ることになりました。
私の構想を設計に移してくれるのは「和芳造園(わほうぞうえん)」の市川和芳さんです。
市川さんは樵隠会のメンバーで、造営計画の中の露地庭園の設計と造園の担当者として期待している新進気鋭の庭師です。
彼のモットーは「庭はこころ」で、植栽を始め、自然を相手にする頼もしい仲間です。先日も茶事の亭主をやるなど、茶事、茶会を主催できる力を備え、共に陶芸などに勤しんでいます。
これから「三島御寮」の造園設計に挑戦してもらうわけですが、昨日、事業所案内のパンフレットができたとの知らせがあり、頂いたのでHPで紹介します。
パンフ作りはお茶の稽古仲間が協力してくれたようで、彼の人柄が偲ばれます。
造園設計は百年先の設計です。
「自然は繁茂する」これを彼がどのように考え、百年を見据えるのか楽しみです。
資金や物は集めるなど考えられるものですが、人材と信頼は一朝一夕では育ちません。
建築士、大工、左官、建具、家具、瓦など屋根、そして庭師など。将来を担ってもらえる若者たちが揃い始めています。
「三島御寮」造営計画は百年先の人材を見据えています。
全体模型製作も始まります。