Sのプロジェクト
三島御寮造営計画は、ほぼ全体像が描けるところまで進みました。
これから茶庭である露地の計画に着手するところです。
露地は茶室の中の外部空間で、露地があることによって茶事が成立するといっても過言ではありません。
茶室とは茶を点てる部屋ではなく、一連の茶事を行う施設のことをいいます。
炉が切ってあり、そこでお点前をして茶を点てますが、そこは本席といいます。
茶室とは、玄関、寄付待合、露地、外腰掛、雪隠(トイレ)、本席、水屋、勝手、配膳室、内玄関などをいいます。
亭主側と客側が、それぞれ反対周りをしてまみえる場が本席(茶席)です。
本席に至る露地(茶庭)空間は重要な場となります。
ここへ亭主は客を迎えに出て、初めて客と顔を合わせます。
感激の出会いが、出会いの物語が生まれる場所となります。
ここで誰と出会うのか。様々な情景を想い浮かべながらの計画です。
成果品は「三島御寮造営図書」の一部となると思います。
図書の概要は多岐に亘りますが、どうすれば造営が成るのかが解る図書にしたいと思っています。
ちなみに露地の設計は、「三島御寮・造園仕様書」によってまとめるつもりです。
『造園仕様書』 150頁 三冊予定
露地 三島御寮方式による茶庭
周囲の造園
▪️基本方針
針照混植(ムクの木 椎 カシ ケヤキなど)
面積相応
樹種適正
保護管理
一木一草禁持出
十年池浚渫工事
枯枝伐採
手つかず緑域
参考 明治神宮前庭 仁徳陵など
*造園構想を見れば、誰でもができる露地にしたいと思っています。
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お久しぶり。タマで~す。
アタシを描いてくれる方がとても忙しくしているようで、少し寂しいニャーン。
でもこれからエンジンがかかりそうです。
どんどん計画が進むといいニャーン。
(株)三島御寮ネットワークの皆さんもハッスルしているようで~す。
♪ 今はもう秋~~。 お酒の美味い季節ね。またネ~。