2012年9月6日
じっとしている
私は考え事や構想することなどが重なってくると、決まって近くの滝を見に行く。
この滝はいつも地響きしながら、多量の水を湛え落下している。
腰をかけ、じっと見ている。
動きを止め、呼吸が整えると、森羅万象が眼前に展開する。
すると、岩に飛翔する水竜が見えてくる。凄まじいパワーだ。
この地に来てから25年、何度この滝の前でじっとしていたことだろう。
地を動くアリのスケールから、巨大な空間の建築を想像すること幾度か。
いつものカワセミが陽光に舞った。
2012年9月6日