新之介文庫だより

2015年4月15日
日本古代史-1

八重垣神社 松江.jpg                                                                         

『伊勢神宮』の出版をしてから、日本古代史の探求を続けています。

動機は、先祖たちはどのように「木の建築」を造り、暮らしていたかを詳しく知りたいと思ったことです。

それにはその時代の政治、経済、芸術に対するクニのあり形を知る必要があります。『伊勢神宮』の執筆からその探求が増幅されていました。

日本の3大文化は古神道、日本仏教、皇室ですが、特に古代史は古神道、神社の神々、皇室について解明する必要があります。

 

紀元前後の弥生時代末期までの三百年間は、日本の国の肇の時期として重要な時代です。ヒルメムチ(天照大神)の天孫降臨の時代から、二世紀末の「倭国大乱」までの謎に迫りたいという思いです。

現在は業務のかたわら夜な夜な飛騨の口碑、古事記、日本書記、風土記などを紐解いています。

 

私の古代史解明手法は次の4つから。

1.発掘調査結果によるもの

2.古代の気候、海抜、地形から推測するもの

3.古文書、伝承、伝説、由来、地名から読み解くもの

4.原日本人のルーツは飛騨にあるとする口碑を基とするもの

 

私が現時点で得心していることは3つ。

1.飛騨の口碑は史実を伝えている。(紀元前後まで)

2.紀元前後、福岡県周辺(大宰府)に「九州倭国」があった。

3.神社の祀られている神のほとんどは皇統(飛騨人)以外の人物。

 

明解になったこと-1

■ 外国のという意味の「から(唐、韓)」の神が、我が国の代表的な神社の主神として祀られていること。

■ 韓神の五十猛(イソタケル)、事代主(コトシロヌシ)は名を変えた同一神(他の名前もある)の可能性が高いこと。

■ 「古事記」、「日本書記」を書いたのは天皇ではなく、時の権力者が我が氏族について都合よく脚色し書いたもの。

 

古代史が推理小説より面白いのは、自分の先祖たちが、生存と生殖とかけて生き抜いてきた歴史と向き合うところです。

 

「私はどのような神々の裔なのか」

誰かが太田とは、猿田彦命の親戚だといっていましたが・・・。

                                                                           

説得力のある「九州倭国」説

https://www.youtube.com/watch?v=zfWYmfHj0lU

 

画像: 「天照大神」  松江 八重垣神社

                                                                           

 

 


2015年4月15日