新之介文庫だより
新之介文庫の佐々木です。
おかげまいり・御蔭参り・御影参り、、、とさまざまな表現がありますが、この「伊勢神宮詣」はいつごろから始まったのでしょう。そしてその路には何があったのでしょうか。1770年に全国から200万人、1830年にはおよそ500万人の人々が訪れたといいます。この現象は「おかげ年」と言われる、60年を周期として起こった日本の一大観光イベントだったと言えます。
これだけの数の移動手段は、現在とはかなり違ったものであることは当然です。伊勢までの鉄道が開通するまでは、ただひたすら歩くのが中心で、道路・海路の整備は地域の生活に密着したもので、各地には、それぞれの特徴があったと思います。
この画像は、東海道400年祭を記念して復元された金谷~菊川の間にある石畳「平成の道普請」です。この事業は平成13年に完成。東海道では箱根から三島の間と、ここの2か所にこのような所があります。
江戸時代は、原則禁じられていた旅行が、神宮詣でなら行ってもよい。これほどの喜びは計り知れないと思います。道中の不安もある中で、旅本来の楽しさをかみしめながら、数々の出会いを経て、一歩一歩すすんでいく・・・・。
やっとの思いで辿りつくと、そこには・・・。
白木のままで造られた、屋根は萱葺きの建物。
一見質素に見えるが、その輝きは誰もが心をうばわれ、一瞬我を忘れる。
この感動は、人々の心を駆り立て、次世代に繋がり、多くの人々がさらに訪れることになっていく。
ここまできた路の最後の出会いが、この偉大な建築「伊勢神宮」ならと、すべて納得。
去年、私もお蔭参りに行ってきました。
『伊勢神宮』を出版した後のことでしたので、一層思い出の多い御参りだった。
著者の太田新之介さんも感慨無量だったと話していました。
トップページ写真: 1月の伊勢神宮の五十鈴川
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