丹波沓茶碗 銘「丹霄」(たんしょう)
即興で禅語の「彩鳳丹霄舞」より「丹霄」と名付けた。
焼成温度が千度程になると胎土に付いた薪の灰が溶け出し、得も言われぬ景色を作り出す。太古から繰り返されてきた土と薪と火の芸術といえるものだ。
その炎あたる器体正面は黄変、褐変、黒変し様々な模様を生み出す。 特に伊賀、信楽、備前などの土とは違い、丹波の原土を私は好む。
「丹霄」は朝焼けの紅く美しい空をいう。
目出度い銘だと思う。
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