イベント情報, 太田新之介作品集

2022年5月3日
丹波茶碗 十二作の内-10

 

丹波沓茶碗 銘「丹霄」(たんしょう)

即興で禅語の「彩鳳丹霄舞」より「丹霄」と名付けた。

焼成温度が千度程になると胎土に付いた薪の灰が溶け出し、得も言われぬ景色を作り出す。太古から繰り返されてきた土と薪と火の芸術といえるものだ。

その炎あたる器体正面は黄変、褐変、黒変し様々な模様を生み出す。
特に伊賀、信楽、備前などの土とは違い、丹波の原土を私は好む。

「丹霄」は朝焼けの紅く美しい空をいう。

目出度い銘だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年5月3日