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2019年5月15日
仕上は上機嫌!

5月11日に陶芸家佐々木泰男さんの窯から作品を出す作業があり、お手伝いに行ってきました。

11名の人たちが窯出しをし、後始末と次回に向けた準備をしました。

私は専ら出てきた作品を出てきた順に並べる係りで、まだ温かい焼物に付いている目土などをとり、並べて行きます。

並べる順序は、窯の前から後ろにかけての位置関係で、焼き具合が違い、作品の出来不出来に関係がしてくるため、次回の窯詰めの参考となります。
長さ5メートルほどの窯の中で、焼け具合がこうも違うものかと、何度焚いてもひとつと同じものはありません。火の洗礼を受ける土の定めということだと思います。

ところが、その火の洗礼が思わぬ優品を生む結果となります。

今回、私作の茶道具類は思いがけなく、皆快作で、顔には出しませんでしたが内心ニタニタ独り悦に入っていました。

引出し丹波、丹波、萩のいずれの作品も次回の茶事に使えるものばかりで、嬉しい限りでした。

 

焼締め物はそのまま使えず、ザラザラやトゲトゲを擦り、使い易くするための仕上作業が必須です。
昨日は半日、仕事を調整して仕上作業に勤しみました。

いずれも満足の行くもので、早速、桐箱を注文し、銘も付けることにしました。

今年の秋の茶事にどのように出演させようか、今から楽しみです。
お蔭様で全身筋肉痛ですが、当分は眺め、触り、使いの愛でる日が続きそうです。

佐々木さん、市川さん、皆さん有難うございました。

 

写真:引出し丹波茶碗 自作

 

 

 

 


2019年5月15日