イベント情報
2016年12月23日
窯焚き
焼物は今日から最終の窯詰めされ、年末年始にかけて焚かれます。
私はこの2週間で茶碗、茶入、香合、花入など12点を作りました。いずれも来年の茶事に使うつもりのものです。
夜な夜な土を弄りながら、あの方を招く時はこの茶入で、あの方にはこの茶碗で、と妄想しています。上手く焼けるかどうか分からないのに勝手といえば勝手ですが。
一昨日友人の市川武さんが富士川の窯へ持って行ってくれました。
焼いてくれるのは陶芸家の佐々木康男さんなので、何度焚いても我が名品?が出てきます。
今回は用事で窯焚きの手伝いができず、お任せして1月半ばの窯出しを待つことになりました。
茶事は室礼をし、道具を整え、料理を準備します。主題と美術工芸と季節との組み合わせです。私はその中に自作の茶杓を用意し即意で銘を付け、持てなしの心としています。
暦尾将尽、この年末は来年の茶事への憧れと妄想が交差しています。
茶事ほど面白い遊びはないと思っています。
写真:富士川窯の窯焚き
TP 窯詰め
2016年12月23日