イベント情報
2016年6月9日
夏の一大イベント
毎年6月の初めになると梅干作りをします。
30年以上続いている恒例の行事は、既に私の一大イベントとなっています。
今年もまた紀州みなべ産の「南高梅」で作ります。
白梅・南高梅の実は、我が国では最も高級なものとして高価ですが、味や食感などもさることながら、果肉が柔らかいために梅干に適し、毎年これを使っています。
私の梅干は「塩8パーセント」、「三日三晩の土用干し」です。
昼は日中4~5時間干して、必ず同じように陽で熱した梅酢に戻す「日干し」
夜は朝まで干して、夜露にあて、それも梅酢に戻しておく「夜干し」。
これを三日間ずつ繰り返すので、計6日を要します。大変なのが、一粒一粒太陽にあてるため、タコ焼きのようにひっくり返すことです。
九十歳のおばあさんと、梅干作りの名人が教えてくれた秘伝です。
一時は90キロも漬けたこともありますが、今年は30キロです。
梅と赤紫蘇と塩で、また所望してくれる縁者に喜んでもらえると想いながら、今日は紫蘇の塩もみです。
忙中に閑ありではなく、無理に閑を作っての作業ですが、精神衛生上とても良いと思っています。
写真: 南高梅、例年の干し風景、紫蘇
2016年6月9日