これから新年の初釜が始まります。

今年も気合いを入れて一年の茶事に臨みたいと張り切っているところです。

まずは準備ですが、数日前から露地の掃除を始めました。

枯葉や暮れに積もった落葉を始末するのは難儀でしたが、これから始まる一会の情景を想像しながらの作業は存外楽しいものでした。

隅々まで掃き清めた露地にたっぷり水を撒く時の気持ち良さも格別なもの。

露地を整え、席中を清め、道具を揃え、懐石料理の準備を終え、いよいよ一会を迎えます。

亭主七分に客三分とは良く言ったものです。亭主の楽しみは尽きません。

そして一会が終わると最後はやはり掃除です。

掃除に始まり掃除に終わる。茶の湯の醍醐味はここに在るようです。

    初釜に何を願うかそれぞれに 

　　健やかであれ今日も明日も

若者たちと同じ時間を共有できるのは嬉しいことです。

写真：　席入りを待つばかりの外露地

　　下　床琵琶棚 八咫烏注連飾り

　　TP　玄関床　「蓬莱山」

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