イベント情報
2018年10月31日
日本の技の体験フェア
—文化財として指定された建物が、様々な理由で維持できなくなって形を変えたり、惜しまれつつ姿を消す事があります。その背景の中で、時代の変化とともに創建当初の素材や技法が絶えてしまった、という話を耳にします。
名建築の姿・形をその如く後世に継いでいく為には、伝統的な素材の確保や技法の継承、さらに技能職の育成はとても重要な課題となります。
こうした日本の伝統技術の保存・継承を図るため、文化庁では選定保存技術の個人団体を認定し、その伝統技術を広く一般社会に紹介する「日本の技の体験フェア」という公開事業を毎年行っています。今年度は静岡県の熱海市で開催され、家族と共に足を運んできました。
会場の入り口で木を叩く音が響く中、大工さんが大きな丸太を加工していました—。
上記の書き出し文で、「名建築・みがき隊」隊長の及川博文さんがHPに寄稿しています。
我が意を得たり!として転載させて頂きました。
我が国の伝統技術の保存・継承を図るため、文化庁も本腰を入れているうです。
特に子どもたちが自国の歴史や文化に高い関心を持ち、継承者になってくれることを願うものです。
そのために私ができることは、日本の木の建築が日本にとって、また人類にとってもとても大切な文化遺産であると、仕事や活動を通じ流布することだと思っています。
木の建築を造り続けてきたことで、私は縄文の昔と往来できることを知りました。
先祖の生きた証が今日に続いていることも…。
画像:名建築・みがき隊HPより転載
2018年10月31日