イベント情報
1月28日(水)FMラジオ「ボイスQ」の午後の番組、パーソナリティーはいつもの佐藤孝子さん。樵隠会事務局の日野美奈子さんが、広報担当として、約8分間出演しました。
前回の太田代表のあとを受け、今回は「三島御寮造営計画」について総合的に説明しました。
樵隠会とは、木の建築を造ろうという提唱をしている建築家・太田新之介代表の元に集まった15名からなる団体。ここ三島の地に茶の湯のステージ「三島御寮」の造営を目的として、2013年6月に9名で発足。メンバーは様々な分野のプロフェッショナルが集まった。
この造営計画は、太田代表の著書「伊勢神宮」の中で、日本文化の特質として、
「古神道・日本仏教・皇室」
の三つを大きな塊とし、そこに生活に密着している上記の三つを実践体験している
「茶の湯」を加えるとしている。
日本の文化が凝縮されている茶の湯は、日本におけるおもてなしの最高の儀式。
三島は、日本の象徴である富士山の眺めも美しく、せせらぎの町として、おいしいお茶を飲むための水も豊富。さらに交通の便もよく、気候も温暖。三島大社や山中城城址など、歴史のある名所旧跡が多く存在。
このような土地柄からも、茶の湯の殿堂を造営するのにふさわしく、全国のお茶に親しむ方々との交流にもうってつけの町。
先人たちから受け継がれてきた、200年、300年と続く木の建築の技術と文化を、次の世代、そして世界へと伝えていきたい。
「三島御寮」の造営は次の3本の柱を考えており、これを実現させたい。
1.神仏 道徳、教え、思想などの祈りと精神性
2.建築 伝統と最先端の木の建築などの技術とそれらに伴う美術工芸
3.茶の湯 継承と創生、すなわちこれは、日本人の美意識の結晶
伝統と最先端に生きる日本人は、世界の国のどこよりも和する精神を持っていて、争いを好まず、調和を基本とするように、遠い祖先からの教えを守っている、希有な民族。木の建築や茶の湯には、その先祖のエッセンスが詰まっている。造営そのものが、代表自ら一緒に造りながら後継者の育成も。
茶道の各流派ばかりか、茶の湯に興味をもつ人たちが活躍し、海外との文化交流の拠点としてのステージとして、世界との架け橋となる。
富士山からの名水で、お茶を点て、地場素材を活かした本格的な懐石料理を提供し、全国の名物となるような、お茶お酒などオリジナルの商品作りを目指す。
新たに、お祭をつくり、近隣の方々が自然と集う施設として提供、コミニティーに。
雇用を生み出し、振興と地域との継続的調和を計る。
長く未来にわたって、この国と地域を人々の宝であり続けられる、そんな場所を造りたいというのが、この造営計画の大きな目標。
今後は資金調達を進めながら、候補地の中から場所を決め、今年中には現在15名のメンバーを30名として活動する予定。
茶道や建築など様々な分野の方と、若者たちにご協力をお願いいたします。
興味のある方は、直接樵隠会のメールアドレスまで、お願いいたします。
「樵隠会」 syoinkai@s.nifty.jp
次回の放送は、2月25日(水)午後2時から進捗状況などについてお話します。
パーソナリティーの佐藤さん、有難うございました。
どうぞ皆様よろしくお願いいたします。(総務担当 佐々木広志)
写真: 佐藤孝子さん(右)と日野美奈子さん
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