イベント情報

2017年9月11日
炎のこころ展

10月6日(金)~9日(月)まで伊豆修善寺温泉「柳生の庄」で佐々木泰男陶芸展が開催されます。

—炎のこころ展—
陶芸家・佐々木泰男さんの作品展が、一昨年に続き「柳生の庄」で開催されます。
佐々木さんは長く陶芸の道に励まれ、丹波、備前などの焼き締め物の大作を得意とし、数々の陶芸や工芸展に入賞するなど、高い評価を得ています。
近年、心に期するところがあり、茶陶に情熱を傾け、引出し伊部、丹波を始め、萩や志野の施釉物も含めた茶道具作品に新境地を開いたと聞きいています。
今回、柳生の庄」主催の第一回「耕心茶会」の開催に合わせ、佐々木さん新作も発表されます。この度の作品の中から「伊部引出し茶碗」2点は、特に佐々木さん独自の境地を拓くもので、修繕寺住職の吉野真常老師より、下銘と箱書きを頂くことになったとのことです。
今回出展する茶道具を主とした一連の作品は、きっと皆さんの期待に沿うものと確信しています。どうぞお出かけ下さるようご案内致します。ー

紹介文からの抜粋です。

毎回の窯で佐々木さんの作品に注目していますが、この度の8月の窯は、彼の新境地を拓く茶入、茶碗など十数点が出てきました。
引出し伊部、丹波、その他の焼締め物、また殆ど見たことがない萩焼です。
彼の萩は一般的ないわゆる萩焼とは焼き方を異とし、あのふんわりとしたものではなく、あえていえば「焼締め佐々木萩」といえるものです。
土や釉薬は萩でも焼き方が焼き締め的というわけです。

これが思いがけずに良い味を出していて、茶碗に茶巾、茶筅、茶杓を仕組み、席中に持ち出す時の雰囲気を試してみると、絵になるというか、力があるというか、誰も作ったことがない茶碗ということがわかります。
一週間をかけ、穴窯での焼成の成果といっても良いと思います。

茶入、茶碗、花入、茶壷、香合などの茶道具は使いたいと思わせる気を放っています。

併催の「耕心茶会」はほぼ即日で茶券完売とのこと。
錦秋の修善寺楽しみです。

 

写真:上 引出し伊部茶碗
中 左 萩肩衝茶入  右 丹波瓢形茶入
下 丹波灰かぶり獅子香炉

 

 

 

 


2017年9月11日