新之介文庫・近日発刊予定

和の心にて候 二
(近日発刊)

和の心にて候

 

僧は、エベレスト街道の旅の途中、日本人の青年と出会う。
日本人の心根、そのすがた・かたちを見出し、「生きる意味とは何か」を語る。
現代の日本人が失いかけている和の心のルーツに迫る長編小説の第二巻。

あらすじ

祭事「和の心にて候」は静岡県熱海市の能楽堂で催されることになる。
この地こそ夢に出てきた光の柱が立った地だった。
企画、構成、演出は常識を覆すものといえた。素人ばかりの集団の準備は慣例や慣習から逸脱していたからだ。
「和の心は伏流水のように滔々と流れる瑞々しくも美しいエネルギー…」と演出家の兵衛は、「大いなるもの」と題する一文を記す。

天に輝く太陽 白く優しい月 漆黒の闇に煌めく星たち
大地の揺れ 雷 大風 大雨 大雪 そびえる山 果てしない海原
流れる川 湧きいずる泉 森や林 大きな岩 大きな洞 巨きな樹
どこかにひそむ精霊たち 身近な動物や不思議な生きものたち
そして私たちの祖先 そしてみんなのために生きた人たち
それら優れた大いなるもの

古より 日本人は 大いなる自然をかたちづくるもの
それを畏れ 崇め 敬い それを時に神とし 仏とした
それを 明日を生きる光とし のぞみとした…

祭事は三日間催され、500人が「子どもたちの日、ライブ、茶会」に興じるのだった。

 

造本体裁

判型:電子書籍

発売日:近日中発刊予定

著者:太田新之介

発行:新之介文庫


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