Sのプロジェクト
Sのプロジェクト・「三島御寮」造営計画の途上でいろいろな自戒の言葉に遭遇しています。
長年同じことをしていると、経験が熟成してきたり、また固定観念の虜になっていたりの繰り返しです。
30年ほど前に『建築相聞歌』というツイッター的本を刊行しました。
あれから最近まで、設計の毎日を送ってきましたが、日頃の至らなさや悔しさといったものはどうしても無くならず、つい自問自答で呟いてしまいます。
造営計画は昨年末、一旦停車しましたが、今週から安全確認をして動き始めました。
暫くすれば成果の一端をお披露目できるのではないかと思っています。
現在は「造園計画」を進めているところです。
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◆実業の類
現代建築家はデイレクション能力に長ける。自らの創造ではなく、実業の類で。
◆快楽
人生は目的を失うとウツになる。それを快楽で埋めても、効力は直ぐに失せる。
◆価値
人は自分の価値「真善美勤」を見つけないと、空虚感から永遠に逃れられない。
◆基礎習得
どの道でも基礎を修得する道程は退屈で骨が折れるものだ。
◆依存
精神力を高めなければならないと考える人は宗教に依存しやすい。過去私はそうだった。
◆好きな道
基礎修得を苦もなくやれる人は、精神力が高いのではなくその道が好きなのだ。
◆適正優先
精神を鍛えることより自分の好きな道、つまり適性を見つけることを優先するといい。
◆豊かな自然
美しい自然や驚嘆する自然は世界中にあるが豊かな自然は少ない。日本はそれがある。
◆発想を生かす
物事を創造する時、多様な知識や経験、知験、教養が要る。無ければ発想が生きない。
◆セレンディピティ
建築を造る者には、ひらめきや偶然からすがた・かたちを見つけだす能力が要る。