Sのプロジェクト
人間は産まれる前から儀礼・儀式の洗礼を受けています。
安産祈願などの儀式が良い例ですが、風習が行事化して胎児、新生児、乳幼児、幼児と成長する間も儀式の中で暮らし、それは息絶えた後に行う葬式、四十九日、百カ日、三回忌、七回忌・・・と絶えることはありません。
前世から現世、そして来世と続く儀礼・儀式。
先賢はこの儀式を重んじ、我が国では年中行事として1月1日の元旦から12月31日の大晦日まで、毎日というほど行われています。
全ては人間同士をつなぎとめるための行為です。
人間は二人から組織なるものを作りますが、その契約や覚悟を導くために考案されたものが儀礼・儀式です。
お祭り、祭祀、祝儀事、不祝儀事、も儀礼・儀式によって執り行われています。
冠婚葬祭の作法もすべて儀礼・儀式を体系化したものといえます。
神仏と人間を繋ぐ儀礼・儀式をかたちにしているのが教会や社寺建築です。
茶の湯の実践をかたちにしているのが茶室です。
すべてはこの中で行われる儀礼・儀式のために建築は存在します。
サンピエトロ寺院も、法隆寺も伊勢神宮も、儀礼・儀式のステージであるがために存在するといって過言にはなりません。人間は祈りながら生存を計ります。祈るから人間ともいえると思います。
「三島御寮」の造営は、茶の湯の儀礼・儀式のステージ造りです。
今、祈りながら設計を進めています。
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ご無沙汰しました、タマで~す。
世界陸上のボルト選手を応援していました。走るすがたに色気があって素敵だニャーン。
いま、エンプレム問題で皆こまっていますが、ボルト選手にウソはないニャーン。
三島御寮の設計は鉛筆でしているようで、コピペやパクリではないようで~す。あるのは先人の優れた記憶の継承だニャーン。
(株)三島御寮ネットワークの人たちも燃えています。
面白いことが始まっているニャーン。
応援をお願いしますネ。