Sのプロジェクト
広報の石川です。
今回は、Sのプロジェクト中核メンバーのひとり、村上祐資(むらかみ ゆうすけ)さんをご紹介したいと思います。
先日の朝日新聞にもインタビュー記事が掲載されておりました。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
http://www.asakyu.com/anohito/?id=1335
※asahi.comのWEB記事へのリンクです。
村上さんは、宇宙や南極といった極地における建築と暮らしのあり方を研究する、「極地建築家」を生業とされています。
実際に南極観測隊員として昭和基地で越冬されたり、エベレストでのベースキャンプで長期滞在されるなど、さまざまな特殊環境での生活経験をお持ちです。
その行動力と経験に裏付けられたアイディアやお話は、いつも感嘆でいっぱいです。
今回のSのプロジェクトでは、太田代表とともに全く新しい「茶室」の設計にチャレンジすることになりそうです。
どのようなかたちで、どのような素材で、どのような気持ちになる場所か…
やりとりは順調に進んでいるようです。
道程はこちらで適宜ご報告して参ります。
何が出てくるか、僕もとても楽しみでしかたありません。
どうぞお楽しみに、
次の続報をお待ちください。
【プロフィール】
村上 祐資 MURAKAMI YUSUKE
極地建築家
1978年生まれ。南極から宇宙まで、“極地”とよばれる場所にある建築とその作り方、暮らし方を調べるため、南極観測隊員として昭和基地で越冬、登山隊に同行しエベレストB.C.で長期生活、JAXA筑波宇宙センター・閉鎖環境適応訓練施設(漫画「宇宙兄弟」の中で『閉鎖BOX』で知られる)で行われた模擬宇宙閉鎖実験の被験者、夏期の富士山測候所観測の居住支援など、さまざまな場所での極地生活の経験を持つ。その経験を生かし、現在は講師として文化学院では“教養としてサバイバル”の授業を担当、またワークショップ《秘密基地ヲ作ロウ。》を立ち上げ、子どものスキルでも作ることができる建築のトライアルに取り組んでいる。地元の横浜では消防団に所属し、防災士として地域防災にも携わっている。東京大学大学院工学系研究科博士課程に在籍。夢は2030年頃に計画が予定されている有人月面探査計画の基地建設に携わること。
http://www.fieldnote.net
(写真 村上 祐資さん 朝日新聞掲載)