新之介文庫だより

2020年3月16日
近詠・句歌都々逸68

 

やることは 山程もあり 開花かな

 

引き籠る コロナと花粉 花盛り

 

この春は 花見もせずの コロナかな

 

色気なし 天空果てまで 舞う花粉

 

何もかも コロナが砕く 人の業

 

浅知恵と コロナが嗤う 人の性

 

春の夜 星の欠片に 願かける

 

待つことも 銀河に至る 一里塚

 

設計に 没頭我は 変身す

 

三月や 静まる街に 星の降る

 

〽︎コロナウイルス水割りにして 呑んでやりたや主となら

 

〽︎血液型ね  主はHでアタシはBね 思い描くはHB

 

〽︎主と一緒に五十と二年 お金ないのが玉にキズ

 

〽︎ラインしてる?って訊かれるけれど ツルムお方は主ひとり

 

〽︎ツイッターしてる?って 訊かれるけれど 「オイラ」適応障害コキ爺や

 

〽︎インスタしてるって訊かれるけれど アタシゃインスタント大嫌い

 

〽︎ 何処へ行っても新型コロナ 「何となく」君がコロナに看えてくる

 

〽︎ 人と会えずに外出禁止 アタシゃ嬉しい人見知り

 

〽︎ 主とお籠りズ〜っと一緒 月の無い夜はウフフフフ

 

〽︎ 飲みに行かずに我が家で一杯 馴染みのママも良く見える?

 

 

 

 

 


2020年3月16日