日本のすがた・かたち

2009年11月19日
能楽堂・白と黒と赤と

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一に白 二は黒にして 三は赤 
共に和みし まほろばの色

11月29日(日)の能楽堂ライブは三部構成になっています。
前半の「初座(しょざ)」中間の「幕間(まくあい)」後半の「後座(ござ)」というものです。
この構成は能や茶の湯の茶事を範としていますが、前半は自然界の「大いなるもの」を招き、中間は祭りの始まり、後半は演者、観客ともひとつの環になって共に一会を過ごすというものです。
日本人はいつの頃からか、物事を三段階に分け表現することを好んできました。この構成は誠に理に適い。能にいう「序、破、急」や「守破、離」や茶道の「学、術、道」柔道などの「心、技、体」のように、「道」を完成させていこうとすることの中核となっています。
ライブでの三部構成を色彩に例えるなら、前半は「白」中間は「黒」後半は「赤」で、白は神、黒は仏、赤は現人(うつせみ)のイメージで赤は生き生きとした様です。この三位一体を歌舞音曲の波動エネルギーで結び、柔らかな心地よいひと時を共に過ごしたいとしたものです。
今回のテーマの「十方彩雲(じゅっぽうさいうん)」は、天地に幸いあれという思いで名付けました。
能楽堂は日本の芸道の原点の場で世界にない特異な舞台です。
今回も全くジャンルの異なる演者たちですが、舞台の中には何かが潜んでいるように思い、きっと今までにない「すがた・かたち」を見せ、共に幸いあれと結んでくれると思います。
日本人は、争いをこのまず、和して睦まじく暮らす世界でも類をみない「和みの人々」といわれます。
この日、とても優れて美しいという意味の「まほろばの国」の熱海の地から、和する思いを発信できればと思っています。
                                                                                                                                                                                                        
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2009年11月19日