新之介文庫だより

2018年6月9日
近詠・句歌都々逸23

 

此の五月 怒涛の如く 図を描く

 

〽ビッグデータアタシと同じ スリーサイズが群を抜く

 

〽付いておいでと優しく迫り 釣った魚に餌はなし

 

〽今度とお化けは出たことないが 何故に出てくる主の嘘

 

葉は茂る 蒼穹我は 空想す

 

構想は 鉛筆の中 月の中

 

〽それをするよな素振りも見せず 何時か出来てる子や茶室

 

〽好きで一緒になつたというに 二年経たずに隙間風

 

〽人の出会いは別れの始め だから今夜も添い寝する

 

大空は キャンバス天を 駆け巡る

 

〽イビキ歯ぎしり寝言にオナラ 主と暮らしてまだ三月

 

〽主の願いはアタシの願い 叶わぬ恋の旅日記

 

〽嫌な世の常下世話な話題 不倫話の野暮なこと

 

10Bの 鉛筆夢の続きを 走りけり

 

〽アタシゃワイセツにご縁がないに「だけどネ」騒ぐお人のシワの数

 

〽瑞穂、清美に蓮舫の喪服 皆んな性悪女面

 

〽唄い踊って世の憂さ晴らす バブリーダンスで再入院

 

〽安全地帯の歌なら得意 サザン歌えば「なぜ?」皆黙る

 

〽歌は世につれ世は歌につれ 主の歌聴き悶え出す

 

鉛筆は 恋人なるや 紙もまた

 

 

 

 


2018年6月9日