イベント情報

2012年11月12日
天城の森で「お手入れ行事」

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快晴の天城の森で行われた「お手入れ行事」に行ってまいりました。
この行事は、11月10日皇太子殿下をお迎えし、平成11年に天皇皇后両陛下が植えられたヒメシャラ、ヤマボウシを今回の育樹祭で施肥されるというものです。

「木を植えて 育てて活かす 緑の力」
第36回全国育樹祭のメインテーマです。
この日は農林水産大臣はじめ、林業にかかわる方々や県下の市長など多くの方が「お手入れ行事」に列席されました。

IMG_3416.JPG皇太子殿下到着の直前、お野立ち所の中から、設計監理をした新之介さんから説明がありました。
なぜこのようなデザインになったのか、木材は、そして工法などについての興味あるお話でした。
テレビなど報道陣との事前打ち合わせが足りなかったような出演でしたが、とても良かったミニレクチャーでした。

しばらくして殿下到着、田方農高の生徒2人、緑の少年団の介添えで「施肥」をされ、無事育樹の行事は終了。


IMG_3398.JPGその後、場所を静岡の日本平ホテルに移し、殿下臨席のパーテイー。
私は参席できませんでしたが、新之介さんはミスユニバース森理世さんや各界で活躍さてている方たちとともに招待されました。
新之介さんは席中、殿下よりお言葉があり、親しくお話しされたようです。
13年前、天皇・皇后両陛下の植樹の前で、また今回、皇太子殿下の育樹の前に招かれるとは…、冥利に尽きる、と。


翌11日は会場を移し、新之介さんは仕事で欠席しましたが、「式典行事」が袋井市のエコパで盛大に行われました。
前日のお手入れのシーンと、新之介さんの説明も映像で紹介されました。

あいにく雨でしたが、公園内のグランドでは機械メーカーも出展し、農林産業の機械化が進んできたことを実感しました。
来年は、埼玉県で開催されます。

天城の森「お野立ち所」は全国の植樹祭メインステージのモデル建築となっているようです。
300年使えるような木の建築の力と、ユニークなデザインが特色です。

全国にはない、森林を抱える静岡県ならではの代表的建築は、木の建築の素晴らしさを次代つなぐ夢の懸け橋。

新之介さんの構想する”木の建築”の代表作のひとつです。

佐々木広志 記

(写真 上 天城の森遠望  中 建築家のお話  下 皇太子殿下ご入場) 


2012年11月12日