新之介文庫だより

2014年5月16日
『水晶殿改修記』-50 許認可

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新之介文庫の佐々木です。

「水晶殿」改修設計が終り、熱海市経由で静岡県土木事務所に確認申請が提出されることになりました。

しかし、提出までには、数回に及ぶ事前の打ち合わせが必要とされた。

瑞雲郷全体の開発の経緯と計画の推移を説明することになったのです。

 

太田は30年前からの開発の経緯を調べ、当時の事情に詳しい方から何度も聞き取りをしました。

皆さんはすでに退職された方ばかりでした。

特に市側に経緯を説明するのは難しいことだった。市当局に当時の事情を知る方が誰もいないためだ。市側も30年も前の申請関係書類を倉庫から探し出すような状況だった。

 

太田は関係者と共に根気よく説明を重ね、施主側の意向を反映した計画資料もそえ、2010年9月27日申請を提出した。改修工事とはいえ、重要な構造部を造り替えするため、特に構造計算については詳細を尽くしていた。

 

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建築確認申請は平成22年10月22日に認可が下りました。

太田は、「これで長年懸案だった瑞雲郷関係の許認可申請が容易になる・・・」、と。

 

この頃までに数社の施工業者の選定を終え、見積依頼、見積提出などを行い、いよいよ決定の運びとなった。

建築施工業者と設備施工業者の決定が建設委員会で成されました。

詳細は次回に。

 

写真 水晶殿全景パースと模型 (提供 太田新之介建築事務所)

 

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『水晶殿改修記』はこの回で終了予定でしたが、読者からのご要望もあり、もう少し連載させて頂くことになりました。

宜しくお願いします。

 

 

 

 


2014年5月16日