Sのプロジェクト

2017年8月8日
帯に描く

「三島御寮」造営計画の設計変更図がもう少しで出来ます。
今日は、鉛筆を絵筆に変え、数年前、設計に着手した折に描いた帯を思い出し、探して出してみました。

その折に唄い描きつけた都々逸
津礼天由起多矢見悲也久能止之返 意木奈保田留賀三地遠天良寸

連れて行きたや三百の年へ 粋なホタルが道ょ照らす

あの人を三百年先に連れて行ってやりたい。粋なホタルがその昏い道を照らしてくれるから。

その時の思いは変わることなく、沸々と胸の裡は燃えて盛んであることを確認しました。
物事は思いさえあれば、いつか叶うもの。

一枚の帯は今の心境をそのまま残してていました。

この帯を仕立てて、さあ、誰に締めてもらおうか、と……。

 

 

写真:後 木造のUFOのとぶ菜の花畑都々逸文紬帯
前 若葉文に花鳥風月

 

 


2017年8月8日